事例詳細 :【くだもの】 イチジク
●「イチジク」の特徴
イチジク
花を咲かせずに実をつけるように見えることから「無花果」と書きます。原産地はアラビア南部、メソポタミア近辺といわれ6千年以上前から栽培されていました。古代ローマでは最もありふれたフルーツ、甘味源のひとつでした。日本には江戸時代初期に伝来し、当初は薬樹としてもたらされたらしいのですが、やがて甘い果実をそのまま食べるようになり栽培に手間がかからないため、家庭の庭などで育てられ一般に普及しました。熟した果実や乾燥させた葉は生薬として使用されます。緩下剤として有名ですね。また、果肉や葉から出る乳液は痔やイボに塗られたり、虫下しとして飲まれたりしました。生果はそのままたべたりジャムやソースに加工したりワインや酢の醸造に利用されています。
●具体的な商品例
- ドライフルーツ 白いちじく果糖やブドウ糖を多く含み、ミネラルやビタミン、食物繊維と健康に良いとされる栄養素が豊富で保存食やスイーツとして流通されています。成分をなるべくそのままに乾燥加工を施し、原料そのままの美味しさを商品に凝縮しています。